引越し時には電気や水道と同じように、ガスの利用停止、利用開始手続きをしなければなりません。
引越し後すぐにガスが使えなくてもそれ程困りませんが、出来る限り早く利用できる状態にはしておきたいです。
ガスの利用停止、利用開始手続きの手順
2017年から電力自由化と同じように、ガス自由化が始まりますが、大半の方が四大都市ガス(東京ガス・大阪ガス・東邦ガス・西部ガス)を利用しているのではないでしょうか。
現在利用しているガス会社の確認ですが、毎月の請求予定金額が書かれている検針票に、ガス会社名と電話番号が書かれています。
また、検針票にはお客様番号が書かれていて、手続きに必要となりますのでお手元に用意しておいてください。
手続きは電話かインターネットで行う事が出来ます。
インターネットの方が早くて便利なのですが、何か質問があったり直接確認を取りたい方は電話で手続きをしてください。
ガスの手続きに必要な書類
手続き方法や必要書類は、各ガス会社によって若干異なる可能性はありますが、大体は同じだと考えてください。
今回は東京ガスの場合で説明していきます。
引越し時のガスの手続きの場合、必要な書類はありませんが、以下の情報を記入しなくてはなりません。
- ガスを止める住所
- 契約者の名前
- お客様番号
- ガスを止める作業に立ち会いが必要か
- お支払方法
以上が必要となります。
ガスの閉栓、開栓作業の手順
ガスを止める作業(閉栓)の場合、立ち会い不要で自分でやってしまっても構いません。
しかし、以下の場合は立ち会い必須となります。
- 建物にオートロックがない場合
- ガスメーターが建物の内部やオートロックで施錠された場所にない場合
- 一戸建ては、門や戸などの鍵が閉まっていない場合
ガスは結構デリケートなものですので、出来る限りは立ち会いをしてもらった上で作業を進めるのが良いと思います。
立ち会いに対する出張費用はかかりません。
ガスを開ける(開栓)作業ですが、こちらの場合は立ち会いが必須です。
ガス漏れなどは大事故に繋がる可能性もありますので、点火の確認試験やお使いになるガス機器全てが使用可能かどうかの点検をしてくれます。
また、了解を取った上で、一部の風呂釜・湯沸器などの機器を対象に機器の排気ガス中に含まれる一酸化炭素濃度を測定もしてくれます。
その為、係員が訪問してくるまでの間に、使用する予定のガス機器を全て用意しておいてください。
立ち会いの時に最後の月のガス料金の支払いも可能
最後の月のガス料金の支払いですが、こちらも各ガス会社によって若干異なりますが、基本的に以下の通りです。
- 現在と同じ支払い方法
- 引越し先に請求書送付
- 作業当日に現金払い
開栓、閉栓の立ち会いに来た作業員に、当日の内に現金払いしてしまう事も可能です。
引越しの機会にガス会社の乗り換えをする人の場合は、当日に現金払いしてしまうのがスマートかと思います。
ガスの引越し手続きの申し込みは早い内に
上記で説明した通り、ガスの閉栓、開栓には立ち会いが必要となります。
その為、引越し繁忙期にもなると、多くの住宅に係員が立ち会いしにいきますので、早い内から予約が殺到してしまいます。
ガスが使えないと温かいお風呂やシャワーが浴びれませんし、料理が出来ないので結構不便ですよね。
近くに銭湯があったりファストフード店があれば数日は大丈夫かもしれませんが、引越し日が決まったら出来る限り早い内に申込だけは済ませておいてください。