引越し時には、水道やガスと同じように電気の利用停止手続きと利用開始手続きをしなければなりません。
今の時代電気が使えないと何も出来ないので、引越し前1~2週間前には手続きを終えていたいところです。
引越し当日に手続きをして、即日で電気の開始をする事も可能なのですが、電力会社(特に東京電力)によっては電話が全く繋がらない状態が1日中続く場合もありますので、早めに手続きをしておいてください。
目次
電気の停止手続きと開始手続きの方法
電気の利用停止手続きの方法ですが、現在どこの電力会社を利用しているのかによって変わってきます。
ここ最近、電力自由化が話題になっていますが、ほとんどの方が電力自由化の前から継続して同じ電力会社を利用していると思います。
現在利用している電力会社の確認方法ですが、電気代の明細書や領収書に電力会社名と電話番号が記されていますので、そちらで確認してください。
また、口座引き落としの場合、通帳の振り込み名で確認するという方法もあります。
ほとんどの電力会社では、電話での手続きとインターネットでの手続き、FAXでの手続きの3種類があります。
引越し日までの期日が迫っている場合は電話での手続きを
基本的にライフラインの手続き(ガスや水道、電気など)は即日に開始と停止の手続きをする事が出来ます。
しかし、電気の手続きの場合、インターネットで手続きをすると使用開始までに3日~1週間程度待たされる場合があり、引越し日までの期日が迫っている場合は電話での手続きの方がスムーズに進みます。
東京電力の場合、電話がなかなか繋がらないので早めの手続きを!
ここからは私の実体験になるのですが、先日引越しの際に、東京電力にて電気の開始手続きを行おうと引越し3日程前から電話をかけていたのですが、いつまで経っても「只今混み合っていますので、後程おかけください」とアナウンスされるのみ。
毎日お昼頃から夕方まで電話をかけ続けても一向に繋がらず、物件を契約した管理会社に聞いてみると「東京電力は本当に繋がりにくいので、窓口が開く朝一に電話した方が良いですよ」と言われ、結局引越し当日の朝一に連絡した所繋がり、事なきを得ました。
私自身が関東在住なので、東京電力以外の混雑状況については分かりませんが、電気とガス、水道の手続きだけは早めに済ませておく事をおすすめします。
手続きに必要な書類
手続き方法や必要書類は各電力会社によって変わりますが、今回は東京電力の場合で説明していきます。
東京電力の場合、手続きに必要な書類はありませんが、「お客様番号」が必要となります。
これはどの電力会社でも求められますが、「検針票や領収書」に記載されていますので、問い合わせ前に手元に控えておいてください。
手続きに求められる情報ですが、
- 引越し前の住所
- 契約者の名前
- お客様番号
- 引越し日
- 引越し先の住所
- お支払方法
以上が必要となります。
月の途中で引越しの場合、電気料金は日割りで計算
毎月の検針日ぴったりに引越しする事は稀ですので、検針日から引越し日までの電気料金は日割りで計算される事になります。
東京電力の場合、利用停止手続きをした後に、引越し日にサービス員が家まで来てくれて、使用量をメーターにて確認してくれます。
この料金に関しては、その場で支払いをする事が可能ですし、もし当日に支払いが出来なかった場合は、従来のお支払方法によって精算する事も可能です。
口座振り込みやクレジットカードによる支払いの場合、引越し先も電力会社に変更が無ければ、継続して同じ方法で支払いをする事が可能です。
これはあくまで東京電力の場合ですので、詳細は各電力会社にお問い合わせください。
この機会に電力会社を検討してみては?
上でも少し触れましたが、現在電力自由化が話題になっています。
今までは自然独占となっていた電力事業への参入規制が緩和された事により、電力参入企業が増え、電気料金の差が生まれる様になりました。
この動きはまだ始まったばかりですので、ここから更に新規参入企業は増えていくと予想されています。
例えば、大手携帯電話会社であるソフトバンクも、「ソフトバンクでんき」を開始しました。
ネームバリューもある大手企業がどんどん参入していく事によって、価格競争が生まれ、利用者からしたら嬉しい市場になっていきそうですね。
厳密に言えば、電気にも質があるのかもしれませんが、ほとんどの利用者にとっては気付けない差だと思いますので、引越しという良い機会に電力会社を検討してみてはいかがでしょうか。