いざ引越しが決まってから引越しを終えるまでの間に、やるべき事は信じられない程沢山あります。
各種手続きや住所変更、お子さんの転校手続きなどなど。
ひとつずつこなそうと思うと、ほぼ確実にやり忘れが出てしまう程やるべき事が多いのですが、そんな人の為に、引越しの全ての流れ・スケジュールを完全にまとめてみました。
引越しする前にやるべき事
まずは、引越しをする前にやるべき事をまとめていきます。
引越し先の部屋を決める
言うまでもありませんが、引越し先の部屋が決まらない限り引越しは出来ません。
お部屋探しの流れは、以下の記事を参考にして下さい。
参考:お部屋探しの流れが良く分からない!賃貸物件を選ぶ時のチェックリスト!
引越し日を決める
一番最初に決めなければいけないのが引越し日です。
漠然と「来月あたりに引越ししようかなー」ではなく、「来月の◯日に引越しをしよう!」と決めておかなければ、スケジュールを組む事が出来ません。
引越し日を決める際には、以下の記事を参考にしてください。
参考:引越し日はどうやって決めたら良い?大安吉日にするべき?
引越しを自力でやるか業者に頼むか決める(依頼する)
次に、引越しを自分だけの力でやるか、プロの引越し業者に頼むかを決めます。
個人的には、自力でやるのはかなり大変ですので、プロの引越し業者に依頼する事を強くお勧めします。
参考:引越し業者に頼まずに自分で引越しする時の注意点
引越し業者に頼む場合は、ひとつの業者に直接連絡を取るのではなく、一括見積もりサービスを使って、複数の業者で相見積もりを取るやり方が一般的です。
詳しくは、「引越し業者を決める時のポイントは?失敗しない引越し業者の選び方!」の記事を参考にしてください。
また、実際に一括見積りを利用して、引越し費用が半額になった実体験も記事にしていますので、併せてご覧ください。
参考:料金が半額に!引越し一括見積もりを実際に利用してみた結果!
退去の連絡を旧家の大家さんに連絡する
いきなり今の家を出て行く訳にはいきませんから、退去の連絡を旧家の大家さんに連絡しなければいけません。
この賃貸契約の解除を申請する時期ですが、基本的には「1ヶ月前」までとなっています。
しかし、物件によっては2ヶ月前や3ヶ月前に申請する事と、「賃貸借契約書」に書かれている場合がありますので、事前に要確認です。
引越しが決まったら出来る限り早めに連絡する事が望ましいですが、契約書に書かれている内容に沿わなければならないので、旧家と新居のダブルで家賃が発生する場合もありますのでご注意下さい。
引越し日までに必要な手続きを全て終わらせる
引越し後にやらなければいけない手続きも沢山ありますが、引越し日までに終わらせなければいけない手続きも同様に沢山あります。
例えば、転出届・転居届や健康保険、お子さんの転校手続きなど。
引越し前までの手続きは、「引越しする前にやらなければならない手続き一覧」に全てまとめてありますので、そちらを参考にしてください。
荷造りをして、不用品は処分する
引越し当日までに荷造りをしなければなりませんが、当日になっても荷造りが終わらずに引越し業者を困らせてしまうという人も非常に多いです。
参考:引越しの準備・荷造りが間に合わない!どうしたら良い?
そうならない為にも、引越し日が決まったら少しずつ荷造りを始めていかなければなりません。
荷造りを引越し日までに効率よく行う為には、荷物リストを作成をおすすめしています。
参考:引越し準備の時に荷物リストを作っておく事!スムーズな引越しと荷物の紛失を防ぐ為に!
荷物リストを作っておく事でスムーズに荷造りが進む他、引越し時の荷物の紛失を防ぐ役割があります。
荷造りをしている内に、「これは新居には必要ないな〜」と思う物が沢山出てくると思いますので、そういう場合は処分するか業者に買い取ってもらうかを考えます。
参考:引越し時に出る不用品はどこで処分する?どうせなら売ってお金に替えちゃおう!
引越し前日にご近所さんへの挨拶回りを済ます
ご近所付き合いが全くなければしなくても良いとは思いますが、もしも付き合いがあった場合は前日までにご近所さんへの挨拶回りを済ませておきましょう。
当日は何かと忙しいので挨拶をしている暇がないという事もあるのですが、引越しは音が出たり家の前にトラックが停まったりするなど迷惑をかける可能性もあるので、その点も踏まえて挨拶回りをしていきましょう。
引越し当日にやるべき事
いよいよ引越し当日ですが、当日が一番忙しいです。
事前に引越し当日に何をやらなければいけないのかを確認しておきましょう。
引越し業者への指示と荷物の搬出の立ち会い
時間になったら引越し業者が来るかと思いますが、その中にリーダーがいると思いますので、その方と段取りを確認します。
例えば、荷物リストを作ってあるのであれば、荷物リストを見せながら説明し、どの順番で搬出・搬入を行うかなどを話し合っておきましょう。
もしも、引越し業者に対して心付け(チップ)を渡すつもりでいるのであれば、この時点でリーダーの方にまとめて渡してしまいましょう。
参考:引越し作業員に渡すチップ(心付け)の相場は?差し入れでも大丈夫?
荷物の搬入・搬出は全て引越し業者に任せるべきではありますが、家具や電化製品などが壁や柱にぶつけて傷付けていないかは確認しておいた方が良いでしょう。
荷物の搬出が終わったら軽く旧家を掃除しておく
荷物の搬出が全て終わったら、旧家を軽く掃除しておきましょう。
賃貸の場合ですと、鍵を返却して明け渡す際に修繕が必要な箇所をチェックされますので、その時に出来る限りこちら側の負担にならないように綺麗な状態にしておきましょう。
鍵の返却と明け渡し
旧家の軽い掃除が終わったら、鍵の返却と明け渡しの為に、大家さんか管理会社の方に立ち会ってチェックをしてもらいます。
その際に、修繕費用の計算や敷金の精算が行われますが、もしも不当な修繕費用を請求されたらこの時点で断っておかなければなりません。
通常生活している中で自然発生するようなレベルの消耗については、借り主が負担する必要はないという事だけは覚えておいてください。
引越し先での荷物の搬入
荷物の搬入の方法ですが、「旧家から移動して搬入を立ち会う」か「新居の方に先に一人スタンバイさせておいて、業者が到着次第搬入をスタートする」のどちらかになります。
荷物の搬出が終わってからも明け渡しなどやる事が多少あるので、どうしても引越し業者の方が先に新居に到着してしまう事がほとんどです。
その為、時間的なロスを限りなく少なくする為には、新居に誰か先にスタンバイしておいてもらう方がスムーズに進行します。
搬出の際と同様に、荷物の搬入時には壁や柱にぶつけて傷付けていなかどうかは見守っておいたほうが良いでしょう。
引越し料金の精算
引越し業者によって支払い方法が異なるのですが、「事前に支払っておく」か「当日作業が終わった後に支払うか」のどちらかになります。
荷物が破損した場合の保障や、当日に発生した追加料金の支払いなども全てこの時点で話し合いましょう。
水道・ガス・電気の開始手続き
荷物の搬入が終わってもゆっくりする暇はありません。
荷解きをする前に、水道・ガス・電気の開始手続きを行いましょう。
これらの開始手続きをしないと普通に生活する事も出来ませんからね。
それぞれの手続きは以下の記事を参考にして下さい。
荷解きをしながら荷物の紛失がないかを確認していく
全ての荷解きをする必要はありませんが、荷物の紛失がないかを確認していきます。
これは荷造りの項目でも説明した通り、「荷物リスト」を作成しておかなければチェックのしようがありませんので、必ず作っておきましょう。
もしも早い内に荷物の紛失が見つかった場合は、早急に引越し業者に連絡してください。
引越し後にやるべき事
引越し前と比べると、引越し後にやるべき事の方が少なくて楽に感じるかもしれません。
ご近所さんへの挨拶回り
引越しが終わったら、まずご近所さんへ挨拶回りをしましょう。
今ではしない人も増えましたが、何かあった時に隣人の素性を把握しておく事は大事です。
ご近所さんへの挨拶回りの注意点は以下の記事を参考にしてください。
参考:引越しの挨拶はいつするべき?どの範囲まで?品物は何を渡せば良い?
引越し後にやらなければならない手続きを全て終わらせる
引越し前と同じ様な手続きを、引越し後にもやらなければなりません。
出来る限り早めにやった方が良いものも多いので、手が空いたらすぐにやるようにしましょう。
引越し後にやらなければならない手続きは、「引越し後にやらなければならない手続き一覧」に全てまとめてあります。
引越し後に寂しくなったら
やるべき事ではないので番外編ですが、住み慣れた町から離れて生活していると、何だか寂しい気持ちに襲われる事があります。
これを「引越しブルー」と言うのですが、引越しブルーになってしまう人って結構多いんです。
そんな引越しブルーから立ち直る為には、「住み慣れた家からの引越しは寂しい!そんな引越しブルーから立ち直る為には?」という記事を参考にしてみてください。
引越し前後はやる事が多いのでスケジュールを事前にしっかり把握しておく事
引越し前後にやるべき事をまとめましたが、想像以上にやる事が沢山あります。
ノープランで引越しを進めてしまったら絶対に抜けが出て後悔してしまうので、必ずスケジュールを事前に把握しておく事が大切です。
引越しは人生で何度もするものではないので、引越し慣れしている人は少ないと思いますし、今回の記事を引越し時の参考にしてください。