賃貸物件を契約する際は、家賃の支払い能力があるかどうかの入居審査が行われます。
どんな職業にどれくらい就業していて、年収がいくらあるのかどうかなどを確認されますが、中にはカードローンで借入中の人もいるでしょう。
もしもカードローンお金を借りている場合、賃貸物件の入居審査や保証会社の審査に通りにくくなるのでしょうか?
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基本的にはカードローンを利用しているだけで審査に落ちると言うことはない
結論から言えば、カードローンを利用しているというだけで賃貸物件の入居審査や保証会社の審査に落ちると言うことはありません。
これは不動産屋の方から聞いた情報ですので間違いはないはずなのですが、保証会社は審査基準や審査が落ちた理由などを開示してくれませんので、実際の所は分かりません。
しかし、実際に私の知人はカードローンで50万円を借入していながら保証会社の審査を通り物件を契約出来たので、基本的にはお金を借りていても契約する事自体は問題ないはずです。
過去にカードローンや家賃を滞納していた場合、審査に通らない可能性がある
カードローンを利用している事自体は何も問題ないのですが、過去にカードローンや家賃の滞納履歴がある場合、入居審査や保証会社の審査に通らない可能性があります。
保証会社を通さない場合、管理会社や大家の簡単な審査しか行われないので、契約者の過去の滞納履歴までは調べない事が多いのですが、保証会社は契約者の過去の滞納履歴まで調べて審査を行います。
というのも、カードローンや家賃の滞納がある場合、事故情報(一般的にブラックリストと言われているもの)に記録されてしまうのですが、カードローン業者やクレジットカード会社、保証会社はこの事故情報を自由に閲覧する事が出来るのです。
その為、家賃に対して十分の年収があり、勤続年数も長いのにも関わらず審査に落ちてしまう場合は、事故情報に記録されているからという線が考えられます。
事故情報は5~6年で一回リセットされる
過去に滞納履歴があるからといって、今後ずっとその記録が審査に悪影響を及ぼすのかというとそうでもなく、過去にカードローンや家賃の滞納があったとしても、そこから5~6年カードローンの滞納などがなければその記録はリセットされます。
ですから、過去にカードローンや家賃の滞納をしてしまった人は、5~6年間は借入や物件の契約をせずに粛々と過ごすしかありません。
保証会社を使わずに保証人を立てて契約出来る物件を探す
とは言え、今この記事を読んでいる人は現在進行形で物件を探している人だと思いますので、5~6年待ちましょうというのは現実的な答えではありません。
もしも、自分がブラックリストに記録されているかも?と不安な方は、保証会社を使わずに保証人を立てて契約出来る物件を探しましょう。
ここ最近では保証人を立てるのではなく、保証会社と契約する物件がほとんどなのですが、保証会社を通した場合物件の契約時に「家賃の半月~1ヶ月分」を保証料として取られてしまうので、結構嫌がる人も多いのが現状です。
ですから、不動産屋で物件を探してもらう際に、「保証会社不要の物件を探して頂けますか?」と言えば、保証人を立てて契約出来る物件を探してくれるはずです。
上記で説明した通り、保証会社を通すと初期費用が高くなるので、保証会社不要の物件を探している人も増えてきていますから、この希望条件を伝えても不動産屋は何一つ疑問に思わないので大丈夫です。
保証会社の審査に落ちた場合、審査に落ちた理由を教えてくれませんので何が要因かは分かりませんが、もしも過去に滞納履歴がある人は保証会社不要の物件を探してもらうのが良いでしょう。