初めての引越しでは分からない事だらけだと思いますが、見積もりを取る際も注意しなければならないポイントがあります。
引越し料金は、業者によって2~3倍の差が出る可能性があり、自分が納得いく引越し料金で抑える為に、引越しの見積もりは慎重に行ってください。
目次
引越しの見積もりは必ず複数社に出してもらう事
引越しの見積もりは、必ず複数社に出してもらってください。
これは引越し業界では当たり前に行われている事で、業者の方々もそれを前提に契約を取りに来ます。
何故、複数の業者に見積もりを出してもらうかと言うと、各業者料金の算出基準が違う為、同じ条件の引越しであっても料金総額に差が出てくるのです。
少なくとも3社くらいから見積もりを取るべきでしょう。
とにかく料金を抑えたいという方は、「引越し業者の一括見積もり」を利用して、数百社の中から自分の条件に一番合っている業者を探すという選択肢もあります。
訪問見積もりで正確な料金を算出してもらう
引越しの見積もりには、自宅を訪問し、どれくらいの荷物を運ぶのか?当日はどんな手順で引越しを行うのか?を確認し、その上で料金を算出する訪問見積もりがあります。
訪問見積もりは、正確な料金がいち早く分かるだけでなく、直接料金の交渉が出来るというメリットがあります。
大体一業者あたり、30分から1時間程度掛かりますが、これも出来る限り多くの業者に訪問見積もりをしてもらうのが良いでしょう。
同じ時間に複数の業者を呼ぶのはダメなの?
時間も短縮出来るし、一番安い料金がすぐに分かるので、複数の業者を同じ時間に呼んでしまうのはダメなのか?という質問は良くありますが、これは基本的にはルール違反です。
引越し業者間の暗黙のルールとして、他社の見積もりを直接邪魔する行為は禁止されているので、複数の業者を呼ぶのを知った時点でお断りする業者もいます。
ですが、正直な話、利用ユーザーはこんな慣習を知っている訳ではないので、これを実際にやる人もたまにいるそうです。
あまりおすすめはしませんが、短時間で一番安い業者を探せる方法ではあります。
訪問見積もりは何をどこまで見られるの?
自宅に実際訪れるという事ですが、何をどこまで見られるのでしょうか?
訪問見積もりの目的は、大体どれくらいの荷物を運ぶ必要があるのかを確認する為なので、家全体をくまなく見られます。
トイレや浴室は見られる事はあまりないですが、押入れやクローゼットの中までは確認されると思ってください。
押入れやクローゼットの中には布団や大きな荷物などが入っている可能性も高いですし、そこを見なければ来た意味がありません。
どれくらいの荷物を運ぶかを確認した上で引越し料金を提示してくれますので、見積もり時になかった物を引越し当日に運んでもらおうとすると、別料金が掛かってしまう場合があるので注意してください。
引越しの見積もりはいつまでに取れば良いの?
引越しの見積もりは、引越し前のいつまでに取れば良いのかと言うと、これはオフシーズンなのか繁忙期なのかで変わってきます。
オフシーズンの場合は、引越し前1ヵ月~2週間前くらいでも問題ありませんが、繁忙期の場合は出来る限り早めに見積もりを取っておいた方が良いでしょう。
3~4月は引越し件数がかなり多くなりますので、希望日に引越しする為には、1~2ヶ月前には見積もりを取っておきたい所です。
また、単身よりも家族引越しの場合の方が、引越し作業員の人数が多めに必要となるので、この場合も早めに見積もりを取っておいた方が良いです。
引越しをキャンセルする場合、料金は取られるの?
引越しの見積もりは早い時期に取るべきではありますが、予定が変わってしまい、引越しをキャンセルするケースも出てくるかもしれません。
その場合ですが、国土交通省が定めている「標準引越運送約款」により、引越しの前日、または当日のキャンセルに限ってキャンセル料を徴収して良い事となっています。
参考:標準引越運送約款 – 国土交通省近畿運輸局
その為、引越し予定日の2日以上前のキャンセルに関しては、キャンセル料金が取られる事は無いので安心してください。
とは言っても、キャンセルが分かった時点で早めに連絡するのがマナーではあります。