大学進学や就職、転職を機に、地元を離れ、遠方へと引越しをする人も多いと思います。
中には沖縄や北海道が東京へと出てくる人もいるとは思いますが、その様な長距離引越しの際は、色々と気を付けるポイントがあります。
移動距離が長ければ長い程、引越し業者に依頼した時の料金も高くなるものですが、費用面も含め、長距離引越しで注意しておくべきポイントを解説していきます。
目次
長距離引越しの場合は大手業者に限る
同じ市区町村内での短距離引越しの場合ではどこの業者に依頼しても良いとは思いますが、長距離引越しの場合は大手業者に依頼するに限ります。
その理由ですが、安心して荷物を預けられるという部分もありますが、全国展開している引越し業者の方が、独自の運送網を持っているので料金を安く出来るからです。
全国展開している引越し業者であれば、自社だけで荷物をどんどん引き継いでいって、出来る限り無駄の無いように荷物の運搬をする事が出来ますが、支社が少ない中小業者の場合は仲介業者を挟みながら荷物を運搬する事となります。
当然、仲介業者を挟めば挟むほど料金は高くなってしまいますし、荷物の誤送や紛失の可能性も高くなってしまいます。
トラックの行き帰りを有効に使えるから安い
全国展開している引越し業者が安く請け負えるもう一つの理由が、トラックの行き帰りを有効に使えるという点にあります。
一台のトラックで荷物を運ぼうとすると、荷物を引越し先に降ろした後にそのトラックは元の場所に戻る訳ですが、引越しの依頼が全国で沢山申し込まれる大手業者の場合、荷物を降ろした地域で他の引越し依頼があれば、トラックの帰りも荷物の運搬に使える事になります。
これは全国で引越しの依頼が沢山ある大手業者にしか出来ない事で、中小業者の場合は、ちょうど良く依頼が入らない限り、荷物を載せずにただ帰るだけのトラックが何台も出てきてしまいます。
両者を比べてみると、ガソリン代や高速代を有効に使う事が出来る大手業者の方がコストを抑える事が出来ますし、引越し料金も抑えられるという事になるのです。
引越しスケジュールは業者にお任せする
上記の理由から、引越しスケジュールを業者に任せる事で、引越し料金の値引き交渉もしやすくなります。
他のお客さんとの引越しスケジュールをぶつける事で、効率良く引越し作業を行える事が出来ますので、業者も依頼者側も助かります。
訪問見積もりに来た際に、「スケジュールはそちらでお任せしますので、料金もうちょっと抑えられませんか?」とストレートに聞くと値引きしてくれる可能性も高いです。
料金を安く抑える為に「混載便」を利用する
長距離引越しの際に有効活用したいのが「混載便」です。
混載便とは、単身引越しなど荷物が少ない場合に、他の荷物が少ない引越しのお客さんの荷物を全てまとめて運搬する引越し方法となります。
運搬費用が一回で済みますので、当然料金を抑える事が出来るのですが、ひとつ注意点があり、通常の引越しよりも荷物が届くのに時間が掛かってしまいます。
距離にもよりますが、通常よりも2~3日遅れて荷物が届くイメージで考えて頂ければ良いでしょう。
混載便は中小業者も大手業者も承っていますので、見積もりの際に確認すると良いでしょう。
荷物が少ない場合は宅急便を使うのもあり
単身引越しの場合、「荷物はかなり少ないけど自分だけで運ぶのはちょっとキツイ・・・」という人もいると思います。
ダンボール二~三箱で済んでしまうような人の場合、宅急便を利用して引越しをするのもありです。
もちろん、距離が長ければ料金も高くなりますが、引越し業者を利用するよりも安く済む可能性はあります。
宅急便の料金は距離と重量によって変わりますので、引越し業者に見積もりを取って、宅急便の料金と比べて安い方を選択すれば良いでしょう。