引越し先での挨拶回りはご近所付き合いの第一歩です。
しかし、どのタイミングで挨拶に伺うべきなのか、どんな品物を渡せば良いのかなど、迷ってしまう部分は多いと思います。
ここでは、引越しの挨拶の基本について解説していきます。
目次
そもそも引越しの挨拶は必要なの?
「そもそも引越しの挨拶なんて必要ないんじゃないの?」という方もいらっしゃると思います。
事実、引越し後にご近所に挨拶しにいかないという方は多数派になってきてはいますが、挨拶回りをするかしないかは状況次第ではないでしょうか。
小さい子供のいる家族であったら挨拶回りはするべき
小さい子供のいる家庭の場合、やはり子供の叫び声や走り回る音は、隣の部屋にも聞こえる可能性があります。
「子供が泣いたり走り回るのは当然でしょ!」というスタンスの方もたまにいらっしゃいますが、隣の部屋の物音が0の状態と、子供の叫び声や走り回る音が聞こえる状態を比べた時に、どちらが快適なのかは言うまでもありません。
実際、こういった騒音騒ぎは事件にまで発展する可能性もあり、トラブルを避ける為に挨拶回りはするべきでしょう。
一人暮らしの女性の場合は注意が必要
女性の一人暮らしの場合、引越しの挨拶はするべきか悩みますよね。
「女性が一人で住んでますよ!」と伝えるのは危険ではありますが、ご近所にどんな人が住んでいるのかを把握出来ないのも問題です。
例えば、ご近所さんの顔をしっかりと認識していれば、不審者が付近をうろうろしていたら気付く事が出来ますが、認識していない場合は住人なのかどうかの判断すら出来ません。
この事から、女性の一人暮らしの場合、引越しの挨拶はするべきだと考えているのですが、挨拶に行く際にポイントがあります。
それは、「男性と一緒に挨拶回りをする事」です。
彼氏が一番良いですが、いなければ男友達でも構いません。
女性の一人暮らしではなく、彼氏と同棲していますと伝えていく事で、危険を回避しつつご近所付き合いを進めていくことが出来るのです。
引越しの挨拶はいつ頃伺えば良い?
引越しは基本的にどんな状況でもするべきだと思うのですが、挨拶はいつ頃伺えば良いのでしょうか?
ここは色々な意見があるようですが、「引越し当日、遅くても翌日まで」を推奨しています。
中には引越し作業が落ち着いた1週間後が良いという意見もあるようですが、1週間も生活していたらご近所さんと顔を合わす機会ありますよね。
人間第一印象がめちゃくちゃ大事ですので、しっかりと話す言葉も準備した上で引越しの挨拶に伺えば、ご近所さんに悪い印象を与える事は無いでしょう。
出来る限り早い方が良いのですが、午後の引越しで挨拶に伺えそうな時間が20時以降になってしまう場合は、逆に失礼になってしまう可能性もあるので翌日にしましょう。
引越し前の旧家での挨拶回り
引越し前の旧家でのご近所さんへの挨拶回りは、正直してもしなくても良いと思います。
仲の良い方がいらっしゃった場合は挨拶はしておいても良いでしょう。
旧家での挨拶回りの場合は、引越し前日までに済ませておきましょう。
特に、引越し当日は業者が来て慌ただしくなりますので、その旨をお伝えしておくのが良いと思います。
引越しの挨拶はどの範囲までするべき?
引越しの挨拶は、両隣はするとしても、それ以外はどの範囲までするべきなのでしょうか。
一軒家の場合、前後両サイド2件先までしておけば問題無いでしょう。
マンションの場合は、両隣、そして上下階をしておくと安心です。
マンションのグレードにもよりますが、生活音は結構響きますので、「もしかしたら聞こえるかもしれない?」という範囲はしておきたいです。
大家さんへの挨拶はするべき?
マンションやアパートの場合ですが、大家さんが住んでいるというケースもあります。
その場合、やはり挨拶はしておいた方が良いでしょう。
何かあった時に助けてくれるのは大家さんですので、良い印象を与えておいて損はありませんからね。
引越しの挨拶はどんな品物を渡せば良いの?
引越しの挨拶には何か品物を持って行く人が多いとは思いますが、どんな品物を渡すべきなのか悩む人も多いと思います。
金額的には1,000円程度の物で問題ないでしょう。
あまりに高価な品物を渡しても気を遣わせてしまうだけですので。
挨拶の品ですが、
- タオルや手ぬぐい
- 洗剤や入浴剤などのセット
- お菓子やゼリー、ジュースなどの詰め合わせ
- 図書券などの商品券
などが人気です。
食品類は好き嫌いがあるので、タオルや手ぬぐいが無難かなとは思います。
また、万が一の事があると厄介ですので、生ものは避けた方が良いでしょう。